結論
字幕がある動画なら、プレーヤーの [字幕] メニューで日本語を選ぶか、[自動翻訳] から日本語を選びます。
字幕がない動画や配信では使えません。自動翻訳は既にある字幕を訳す機能だからです。音声から字幕を作る Chrome のリアルタイム翻訳か Fraze を使います。
Fraze は Mac と Windows のアプリで、パソコンが再生する英語の音声に、パソコンの中だけで日本語字幕を付けます。日本語から他の言語には訳せず、日本語の音声を字幕にできるのは macOS 26 以降の Mac だけです。
YouTube の字幕を日本語に自動翻訳する
字幕アイコンを確かめる
字幕がある動画では、パソコンならプレーヤーの右下に字幕アイコンが出ます。アプリでアイコンが出ない動画には字幕がない、と Google は書いています。
[字幕] を開く
パソコンは右下の [設定]、アプリは右上のその他アイコンから開き、日本語があれば選びます。
なければ [自動翻訳]
[自動翻訳] から日本語を選ぶと、元の字幕の機械翻訳が出ます。
[自動翻訳] の手順が Google のヘルプにあるのは [Android] と [iPhone と iPad] のタブだけです。パソコンの手順は、Fraze が 2026 年 9 月 19 日に日本語表示のプレーヤーで確かめました。
音声ごと日本語にするのがオートダビングです。Google の対応言語表では英語の動画の吹き替え先に日本語がありますが、許可するかは投稿者のチャンネル設定次第で、120 分を超える動画は対象外です。日本語の音声があれば、設定アイコンの [音声トラック] で切り替えます。
字幕がない動画とライブ配信でできること
| 字幕トラック | 対象の音声 | 英語を日本語字幕に | |
|---|---|---|---|
| YouTube の自動翻訳 | 必要 | なし(字幕を訳す) | できる |
| Chrome のリアルタイム翻訳 | 不要 | Chrome の中だけ | [訳文の言語] で指定 |
| Windows のライブ キャプション | 不要 | パソコンの音声すべて | できない |
| Fraze | 不要 | パソコンの音声、マイク | できる |
投稿者が字幕を付けず、自動字幕起こしも作られなかった動画には字幕がありません。原因として Google は、対応していない言語、長すぎる動画、悪い音質などを挙げています。ライブ配信での自動字幕起こしは英語にのみ対応しています。
Windows のライブ キャプションの翻訳は、Microsoft によると Copilot+ PC 専用で、訳文は英語か中国語(簡体字)だけです。
Chrome で音声から字幕を作る
自動字幕起こしをオンにする
Chrome 右上のその他アイコンから [設定]、[ユーザー補助] と進んでオンにします。
英語以外は言語を追加する
[言語を管理] の横の [言語を追加] で入れ、[優先する字幕の言語] で選びます。英語なら不要です。
リアルタイム翻訳をオンにする
同じ画面で [リアルタイム翻訳] をオンにし、[訳文の言語] で日本語を選びます。
対象は Chrome ブラウザで再生する音声です。Google は、自動字幕起こしについて「すべての音声と字幕はローカルで処理され、保存されることやデバイスの外部に送信されることはありません」と書く一方、リアルタイム翻訳については「字幕を Google に送信して自動翻訳できます」と書いています。
Fraze で英語の音声に日本語字幕を付ける
聞く音声を選ぶ
パソコンが再生する音声すべて、アプリ 1 つ(macOS のみ)、マイクから選びます。
言語を 2 つ選ぶ
聞く言語に英語、読む言語に日本語を選びます。言語ファイルの取得は最初だけで、あとは Wi-Fi を切っても動きます。
再生して読む
字幕ウィンドウをプレーヤーの上に重ねておけます。メインウィンドウには原文、訳文、その両方を出せます。
音声を聞くので、字幕がない動画でもライブ配信でも、ブラウザの外のプレーヤーでも同じように使えます。字幕は話し手が区切ってからおよそ 0.5 秒から 1 秒後に出ます。録画済みのファイルは読み込めません。
動作環境は Apple シリコンの Mac(macOS 14 以降)と、x64 の Windows 11(AVX2 対応の 4 コア CPU、メモリ 8 GB)です。アプリの表示は日本語にできます。無料のアカウントが必要で、最初の 30 分は無料、カードも不要です。そのあとは $29.99 の買い切りか月額 $2.99 で、時間の制限はありません。どちらも米ドルの価格で、税は地域により決済時に加算されます。有料のクローズドソースのアプリです。
YouTube や Chrome の方が向いている場合
- 動画に字幕か日本語の音声トラックがある。YouTube の中で済みます。
- 見るものがすべて Chrome の中にあり、字幕の文字が Google に送られても構わない。
- Chromebook、スマートフォン、Intel 搭載の Mac、Windows 10 を使っている。Fraze は対応していません。
- 要約や共有リンクが欲しい。Fraze にはなく、同じ会社のクラウド版 Verli(verli.app)にありますが、音声はクラウドに送られます。
よくある質問
YouTube の字幕を日本語に翻訳するには?
パソコンはプレーヤーの [設定]、アプリは右上のその他アイコンから [字幕] を開き、日本語がなければ [自動翻訳] から日本語を選びます。
YouTube で字幕なしの動画を翻訳できますか?
YouTube の自動翻訳ではできません。既にある字幕を訳す機能だからです。音声から字幕を作る Chrome のリアルタイム翻訳か Fraze を使ってください。
英語の動画に日本語字幕を無料で付けられますか?
字幕がある動画なら YouTube の自動翻訳で足り、Google のヘルプに有料プランの条件は書かれていません。Fraze は最初の 30 分が無料で、そのあとは $29.99 の買い切りか月額 $2.99(米ドル)です。
ライブ配信に日本語の字幕を付けられますか?
ライブ配信での自動字幕起こしは英語にのみ対応している、と Google は書いています。字幕が出ない配信でも、英語なら Chrome か Fraze で音声から日本語字幕を作れます。
Fraze は日本語で話した内容を字幕にできますか?
macOS 26 以降の Mac でだけできます。ほかの環境ではできず、日本語から他の言語に訳すこともできません。それが必要なら、クラウド版の Verli(verli.app)が向いています。